どうもジュエリー作家のSasabukiです。
今回は、下記の商品9月18日の指輪 カエサルコインリングについて紹介です。なぜ9月18日がカエサルコインリングなのか?その理由についてご紹介します。
この記事は以下のような人におすすめ!
・プレゼントにオリジナリティを重視する人
・9月18日が誕生日の人へのプレゼント
・推しの誕生日が9月18日の人
西暦14年9月18日
西暦14年9月18日この日はティベリウス・ユリウス・カエサルが第2代ローマ皇帝に即位した日です。
キリスト教の経典に載っている有名なセリフ
「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に」
このカエサルというのはローマ帝国およびその継承国家で用いられた君主号で、
つまり「カエサル」=ローマ皇帝のことを指していました。
そしてこのセリフの時のローマ皇帝は、この第2代ローマ皇帝ティベリウスでした。
言葉の起源と背景
「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に」という言葉は、新約聖書の一部である『マタイによる福音書』22章21節に登場し、キリスト教の教えの中でも非常に有名です。このセリフがどのように生まれ、キリスト教の歴史と教義にどのように影響を与えたのでしょうか?
背景: ファリサイ派の罠
この言葉は、イエス・キリストによる教えと対話の中で示されました。その文脈は、ファリサイ派(宗教的指導者)がイエスに対して、税金を支払うべきかどうかという問いを投げかけたものです。ファリサイ派は、この質問を通じて、イエスに対抗する要素を見つけようとしました。
これは意地悪な質問で、
当時ユダヤ人は税金を納めることを良く思っておらず、
イエスが、「税金は納めるべきだ」と言えばユダヤ人からの人気は下がり、
「税金は納めなくていい」といえば国から反逆者として扱われます。
どちらの回答でもイエスを追い込む内容でした。
ですが、イエスは、
「貨幣についている肖像は誰か」と問い返し、
相手は「カエサルです。」と答えます。するとイエスは、
「それでは、カエサルのものはカエサルに、神のものは神に返しなさい」
と第3の回答を出したのです。
政治的権力と宗教的信仰の関係
「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に」の言葉は、このような背景のもとで示されました。このセリフの意味は、政治的権力と宗教的信仰の関係についてのキリスト教の立場を示しています。具体的に、次の点を強調しています:
- カエサルのものはカエサルに: つまり、地上の政府や支配者に対して、その支配下での義務や忠誠を果たすべきであることを示します。地上の権力は一時的で限定的であり、支配者に従うべきです。
- 神のものは神に: これは、神に対する忠誠と信仰を強調します。神の支配は永遠的で絶対的であり、信者は神への忠誠を優先すべきです。
国家に対する義務と神への服従とは次元の違うものであって、両者をともに守ることは矛盾ではないといった内容でした。
※この逸話には様々な解釈や意見があります。
キリスト教の教えと現代への継続
この言葉はキリスト教の教えの中で非常に重要なテーマとして取り上げられており、その哲学的意味は歴史的に大きな影響を与えました。宗教と政治の関係、信仰と社会的義務についての議論に深い洞察を提供しました。特に以下の点で影響を持っています:
- 宗教の自由と良心の自由: このセリフは宗教的信念と政治的権力とのバランスを模索する議論の一部となり、宗教の自由と良心の自由に関する考えに影響を与えました。
- 分離原則: 多くの国々で、宗教と政治の分離が強調され、宗教が政治に介入することが制限されています。この原則は「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に」という言葉に根ざしています。
永遠の哲学
「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に」のセリフは、キリスト教の教えと歴史の一部であり、その哲学的意味は今日もなお議論の的となっています。宗教と政治、信仰と社会的責任に関する深い哲学的原則として、私たちに永遠の問いかけを投げかけています。
西暦14年9月18日はティベリウス・ユリウス・カエサルが第2代ローマ皇帝に即位した日であり、この逸話に出てくるカエサルでもあることから、9月18日はティベリウスのコインをモチーフに指輪をデザインしました。
気になった方はぜひ一度商品ページを見てください。
コメント