どうもジュエリー作家のSasabukiです。
今回は、ゴールドフィルドとスターリングシルバーという二つの素材について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較してみたいと思います。どちらも銀や金を使った素材ですが、その製法や品質には大きな違いがあります。自分に合ったアクセサリーを選ぶためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事は以下のような人におすすめ!
・ゴールドフィルドやスターリングシルバーのアクセサリーに興味がある人
・銀や金の素材の違いや特徴を知りたい人
・自分の好みや肌質に合わせてアクセサリーを選びたい人
ゴールドフィルド
ゴールドフィルドとは?
ゴールドフィルドとは、金属の芯に金の層を高温高圧で圧着した素材です。金の含有量は重量比で1/20以上(5%以上)でなければなりません。つまり、ゴールドフィルドのアクセサリーは、金メッキよりも厚い金で覆われている状態ということです。刻印では、「GF」や「14KGF」などの表記がされます。ゴールドの下の中身はシルバーだったり真鍮だったりします。
ちなみに体積比ではなく重量比なので実際の厚みが1/20あるということではないよ!
つまり厚さ1mm板のGFは金素材の厚みが0.05mmではなく、金素材はそれよりもっと薄いです。
ゴールドフィルドのメリット
ゴールドフィルドの最大のメリットは、金の輝きと耐久性を持ちながら、価格が手頃であることです。また、金層が厚いため、剥がれたり変色したりする心配も日常使いではほぼありません。最近ではハンドメイドアクセサリーが手ごろに購入できたりもするので、いろいろ試したりもできますね。
ゴールドフィルドのデメリット
ゴールドフィルドにもデメリットはあります。まず、純金やK18などに比べると、金の含有量が少ないため、色味や重量感に違いがあります。また、ゴールドフィルドは熱に弱いため、加工や修理に制限があります。高温で加工すると、金層が剥がれたり変色したりする可能性があります。
そして、ゴールドフィルドを使用し趣味でアクセサリー制作している人なども多いため、逆に言えば高級感を求める場合は厳しいです。
金色のアクセサリーを手作りしたい場合は、素材がK10(10金)でも結構高くなってしまうのでゴールドフィルドがおすすめ。価格がかなり手ごろです。
スターリングシルバー
スターリングシルバーとは?
スターリングシルバーとは、銀の含有率が92.5%以上の銀合金です。残りの7.5%は主に銅などの他の金属で、銀の硬さや強度を高めるために加えられます。刻印では、「925」「SV925」「S925」や「sterling」などの表記がされます。
スターリングシルバーのメリット
スターリングシルバーのメリットは、銀特有の白くて冷たい光沢やモダンな雰囲気を持ちながら、純銀よりも丈夫であることです。スターリングシルバーは、様々なデザインやテクスチャに仕上げることができます。そのためゴールドフィルドのアクセサリーに比べてデザインの幅が広いです。
宝飾店などでも取り扱っているのは基本的にシルバー以上で、ゴールドフィルドのアクセサリーを取り扱っているところはハンドメイドの趣味で販売しているお店が多いです。特別な日のプレゼントとして購入する場合は、どちらかといえばゴールドフィルドよりスターリングシルバーの方がおすすめです。
スターリングシルバーのデメリット
スターリングシルバーのデメリットは、銀が空気中の硫黄と反応して黒ずんだりすることです。これを防ぐためには、定期的に拭いたり磨いたりする必要があります。
また、シルバーアクセサリーには、ロジウムメッキや金メッキの他に、ニッケルメッキが下地に使われているものがあります。ニッケルにアレルギーがある方は、着用時に肌トラブルを起こす可能性があるので、心配な方は購入前に下地にニッケルメッキが施されているかお店に確認しましょう。
ちなみに黒ずんできた場合は簡単にきれいにする洗浄液などもあります。↓
↓シルバーアクセサリーのメンテナンスについて知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
まとめ
ゴールドフィルドとスターリングシルバーは、どちらも魅力的な素材です。ゴールドフィルドは、金の輝きと耐久性を低価格で楽しめるメリットがあります。スターリングシルバーは、シンプルで上品な雰囲気と、銀特有の美しさが魅力的です。どちらを選ぶかは、あなたの好みや予算によって異なりますが、どちらも長く愛用できる素材です。この記事では、ゴールドフィルドとスターリングシルバーの特徴や違いについて解説しました。あなたのジュエリー選びの参考になれば幸いです。
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