ジュエリーに関するよくある質問に回答!ジュエリーの基礎知識や豆知識を紹介

ジュエリーの選び方

どうもジュエリー作家のSasabukiです。

ジュエリーは、美しさや輝きだけでなく、特別な意味や思い出を持つ贈り物や身に着けるアクセサリーとして人々の生活に深く根付いています。しかし、ジュエリーに関する基礎知識や豆知識は、初めての方や日常的に身につける人にとっても意外に知られていないことが多いかもしれません。

この記事では、ジュエリーに関するよくある質問に回答し、ジュエリーの基礎知識や豆知識を紹介します。ジュエリーの基礎知識、素材の特徴や意味など、さまざまなトピックについて解説します。プロの知識を参考にして、ジュエリーについてより深く理解しましょう。

Sasabuki
Sasabuki

この記事は以下のような人におすすめ!

・アクセサリーやジュエリーの購入を検討している人

・ジュエリーに関する基礎知識を知りたい人

Q1
ジュエリーとアクセサリーの違いは何ですか?
A1

ジュエリーとアクセサリーは、大まかに分けると価値や素材の違いで区別されます。ジュエリーは貴金属や貴石などの高価な素材で作られた装飾品で、アクセサリーはプラスチックや合金などの安価な素材で作られた装飾品も含まれます。ジュエリーは持ち歩ける資産としての目的で海外の方が日本に購入しに来ることもあります。アクセサリーは流行や気分に合わせて変えることができるものです。

Q2
ジュエリーの素材にはどんな種類がありますか?
A2

ジュエリーの素材には、主に金属と石があります。金属には、金(Au)、銀(Ag)、プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)などの貴金属と、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)などの合金があります。貴金属は純度や重量で価値が決まりますが、合金は色や硬さやメンテナンスのしやすさなどで特徴があります。石には、ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドなどの宝石と、真珠、サンゴなどの有機物系のものあります。

Q3
ジュエリーの価値や品質を判断する方法はありますか?
A3
  • 鑑定書:ジュエリーに付属する証明書で、素材や重量、品質などの詳細な情報が記載されています。鑑定書は信頼できる機関や専門家によって発行されるもので、ジュエリーの真贋や価値を証明するものです。
  • 目利き:ジュエリーを見て触って判断する方法で、石の輝きや色、形、サイズなどの特徴や、金属の色や光沢、重さなどの特徴を見極めるものです。目利きは経験や知識が必要なので専門家に依頼しましょう。
  • ホールマーク:ジュエリーに刻印されるマークで、素材や純度、製造国などの基本的な情報が記載されています。ホールマークは法律で定められたもので、ジュエリーの素材や品質を示すものです。

ホールマークのデザインは、日本の造幣局の証明であることを示す日本の国旗、日の丸” (日の丸図)の画像“と1000分率で品位(純度)を表すひし形の中の数字と、白金または白金合金を示す” (白金マーク図)の画像“からなります。(例えば、図のように” (ホールマーク図)の画像“とある場合には、指輪は純度90%以上の白金製であることを示します。)K18、Pt900などの記号は造幣局の証明記号ではありません。

独立行政法人 造幣局,貴金属製品の品位証明,https://www.mint.go.jp/operations/exam/operations_certification-01.html
Q4
ジュエリーのメンテナンスや保存方法はどうすればいいですか?
A4

ジュエリーのメンテナンスや保存方法は、素材や状態によって異なりますが、基本的には以下のことに注意してください。

  • 汚れや汗を拭き取る:ジュエリーは身につけた後に、柔らかい布で優しく汚れや汗を拭き取ってください。汚れや汗が残っていると、ジュエリーが変色したり傷んだりする原因になります。
  • 定期的に洗浄する:ジュエリーは定期的に専用の洗浄液や水で洗浄してください。洗浄液は素材に合ったものを選んでください。洗浄後はよく乾かしてから保存してください。
  • 空気や光から遮断する:ジュエリーは空気や光に触れると酸化したり退色したりする可能性があります。ジュエリーは個別に小さな袋や箱に入れて、暗くて乾燥した場所に保管してください。
Sasabuki
Sasabuki

メンテナンスや保管方法などについては下記記事も参考にどうぞ

失敗!意外と知らない!?シルバーアクセサリーのメンテナンスについて
正しいシルバーアクセサリーのメンテナンス方法をご存じでしょうか?大切なシルバーアクセサリーって長く使っていたり、放っておくと、くすみや変色が気になってきますよね?正しいメンテナンスを行わないと大切なアクセサリーが台無しになることも…。そこで、今回はシルバーアクセサリーのメンテナンス方法と注意点について詳しくご紹介します。
それダメです!シルバーアクセサリーの長持ちさせるための保管方法と注意点
シルバーアクセサリーは、その美しさと輝きを長く保つためには、適切な保管方法と注意点を守ることが重要です。誤った保管方法や無知な取り扱いは、シルバーアクセサリーの変色や傷の原因になりかねません。今回は、シルバーアクセサリーの長持ちさせるための保管方法と注意点について、必ず守るべきポイントをご紹介します。
Q5
K18(18金)とはなんですか?
A5

K18(18金)とは宝石やジュエリーの素材として使用される金の純度を示します。金は純金である24K(24金)が最も純粋な状態ですが、実際のジュエリー作成や製造では柔らかすぎるため、強度を高めるために他の金属と合金化されます。K18は、金の含有量が18/24(75%)であることを意味し、残りの25%は他の金属(主に銀や銅)で構成されています。

ちなみに諸説ありますが、なぜ24分率なのかというと秤りのない時代でも、24という数は複数の数で割ることが可能なのでつぶしがきいたためその名残だともいわれています。最近では「750」などの1000分率の数値でK18のことを表示しているケースもあります。

残りの25%の配合を変えることによってイエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドなど様々な色味の金合金になります。そのため「K18」の刻印のほかにピンクゴールドを「PG」、ホワイトゴールドを「WG」といったアルファベットの刻印が一緒に打たれている場合もあります。

Q6
925やS925などの意味は何ですか?
A6

925やS925は、シルバーアクセサリーによく見られる刻印であり、銀の純度を表すものです。925とは、シルバーの純度を表す数値であり、925/1000(92.5%)の純銀を含有していることを示しています。シルバーアクセサリーは、銀を主成分として合金化されることが一般的であり、その際に銀の含有率を示すために925と刻印されることがあります。

S925とは、Sterling Silver 925の略であり、925と同じくシルバーの純度を表します。S925の刻印は、主にアメリカやイギリスなどの英語圏で一般的です。

これらの刻印は、シルバーアクセサリーの品質と信頼性を示す重要な要素となります。925やS925の刻印があるシルバーアクセサリーは、高品質な素材が使用されており、純銀に近い純度を持っていることを意味します。

Q7
アクセサリーのCZとは何のことですか?
A7

CZは「Cubic Zirconia」の略称であり、キュービックジルコニアとも呼ばれます。CZは人工的に合成されたジルコニア結晶であり、ダイヤモンドの代用品として広く使用されています。
ちなみに名前が似ていますが、ジルコンとは別物なので注意してください。

CZは、外観や輝きがダイヤモンドに似ていることから、手頃な価格でダイヤモンドのような輝きを楽しむことができる人気のある宝石です。人工的に合成されるため、一定の品質と均一性があり、クリアやカラフルなバリエーションもあります。カラーCZについては色のばらつきがあったりします。
CZはダイヤモンドと比べて比較的低価格でありながら、見た目や光沢において高い品質を持っています。そのため、アクセサリー業界では、CZを使用したリング、ネックレス、イヤリングなどのアクセサリーが幅広く販売されています。

CZの特徴は、その輝きや耐久性です。ダイヤモンドと同様に光を反射し、美しい輝きを放ちます。ただし、ダイヤモンドと比べると硬度はやや低く、傷がつきやすいため、注意が必要です。

Q8
ダイヤモンドなのに割れてしまいました。偽物でしょうか?
A8

ダイヤモンドは丈夫で硬いイメージですよね?
ですが実はダイヤモンドも割れます。鉄のハンマーでたたくと粉々になったりもします。そのためダイヤモンドが割れてしまったとしても、一概に偽物であるとは言えません。
ダイヤモンドの硬さというのは、ダイヤモンドとほかの石をこすり合わせた時にダイヤモンドには傷がつかないといったような硬さのことなのです。

ダイヤモンドは地球内部で高温高圧の環境下で形成される天然の鉱物です。そのため、非常に硬く耐久性がありますが、完全に無限の硬さではなく、欠点や内部の結晶構造によって弱点が存在します。

以下のような状況下でダイヤモンドが割れることがあります:

  1. 衝撃や圧力の急激な変化:ダイヤモンドは硬いですが、急激な衝撃や圧力の変化によって割れることがあります。例えば、ダイヤモンドを硬い物体にぶつけたり、不適切な方法で取り扱ったりすると、割れる可能性があります。
  2. 内部の欠陥やクラック:ダイヤモンドには内部に微小な欠陥やクラックが存在することがあります。これらの欠陥が原因で、ダイヤモンドが割れることがあります。特に、ダイヤモンドが加工や取り扱いの過程で予め欠陥を持っている場合、割れやすくなる可能性があります。
  3. 熱ショック:ダイヤモンドは高熱にも耐えることができますが、急激な温度変化によって割れることがあります。例えば、ダイヤモンドを急激に冷やしたり、高温の環境から急に冷えた状態にさらしたりすると、割れる可能性があります。

したがって、ダイヤモンドが割れてしまったからといって、必ずしも偽物であるとは限りません。もしダイヤモンドが宝石として正規のルートで購入されたものであれば、信頼できる宝石商やジュエラーに相談してみてください。

まとめ

ジュエリーに関するよくある質問に回答し、ジュエリーの基礎知識や豆知識を紹介しました。ジュエリーを選ぶ際のポイントやお手入れ方法、素材の特徴や意味、トレンドやデザインの選び方など、ジュエリーについての知識を深めることで、より魅力的なアクセサリーを見つけることができるでしょう。大切なジュエリーを選ぶ際や日常のお手入れに役立ててください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました